2012年04月03日

ハコモノ財政出動の現実

昨今の不況のなか、上げ潮論者のなかには、財政出動、公共投資を莫大にやって、乗り切ろうと繰り返し述べている人がいます。まあ、是非はともかく、実態を見てみることも重要でしょう。

いわゆるハコモノ事業というと、一番に思い浮かぶのが、文化センターではないでしょうか?様々な催し物が行われるところです。

とある市の文化センター(大ホール1,632人、小ホール300人)の収支は以下のとおりです。

センター使用料収入 3,000万円
(座席一人あたりの収入は約15,500円/年です)

運営委託費 6,500万円
水道光熱費 2,000万円
修繕費 2,000万円
職員人件費 4,000万円
(座席一人あたりの支出は約75,000円/年です)

という訳で、一年あたり、1億1,500万円の赤字という状況です。そのうち1億円は市が負担して、1,500万円は修繕費として国からの補助(地方交付税というやつかな?)が出ているようです。

まあ、儲かる訳もない施設であるというのは、何となく分かると思いますが、維持にもそれなりにお金がかかっているのが分かります。こんなのがいくつも自治体内にある場合、それだけで収入を圧迫しそうだね。

建設に目を向けると、どうでしょうか?
八王子市民会館 平成22年 101億円 1,877人 (538万円/人)
杉並公会堂 平成18年 70億円 大1,190人 小194人 (506万円/人)
和光市民文化センター 平成5年 55億円 大1,286 小300 (347万円/人)
葛飾区文化会館 平成4年 134億円 大1,322 小300 (826万円/人)
相模原市文化会館 平成元年 79億円 大1,790 小280 (382万円/人)

東京の建物は高くついてますね。理由は今のところわかりません。コンサートを聴きに行って、この席一つで500万円かかってるんだよな〜と思うと、チョット複雑??

今まで作りすぎた施設の維持費に悩まされる自治体。。。
ハコモノ以外の有効投資があるとすれば、これらの維持費を軽くする施設でしょうかね?
posted by RON at 17:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 国土交通問題
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