2011年02月14日

ヤシの木 見分け隊

寒い時期にはありがた〜い、八丈島の案件がありました(^ ^)v  冬は平均で5度くらい、関東より暖かいみたいです。

スケジュールの都合で、今回はフェリーで渡航。 夜発の朝着で、船内ではほとんど寝てたのであまり関係ないのですが、船内では立ってられない位のすごい揺れ(汗)

写真は八丈到着の一時間前くらいに揺れる船内から撮影した、黒い水面です。
水平線の彼方が、旭日に輝いているのが分かるだろうか?

黒と白の墨絵のような、ただひたすらに美しい世界。

長く立っていると酔っぱらうので、撮影後はすぐに2等マグロ保管庫で横倒れ(笑)



さてさて、本題です。

八丈島はかつて、「東洋のハワイ」と呼ばれ、新婚旅行のメッカだったそうです。

左の写真は、2年ほど前まで操業していたホテル「オリエンタル・リゾート」。

まるでヨーロッパの宮殿のような、超豪華ホテルで、往時の隆盛が偲ばれます。

今は廃墟となっていますが、まだ日が浅い。新墟?

巨大ホテルを支える、維持費が出ないんですかね。やっぱり。

寄らば大樹の陰、とはいうものの、どうやら規模が大きいというのは、いいことばかりではなさそうです。

しかし、「東洋のハワイ」は廃れても、当時流行ったヤシ栽培は未だ健在。

島に着くと、それはそれはもう、数えきれないくらいのヤシの木君がお出迎えしてくれます。

今回は、そのヤシの木の見分け方を考えてみました。(^ ^)v



町で見かけるヤシの木は、大別して三種類だそうです。(植物園の専門の方、談)


@ ビローヤシ

一番よく見かけます。

左の写真は、底土港の近くに生えているビローの並木。

幹の高さは大体3メートルくらいで、掌状葉とよばれる葉が特徴的です。

手のひらというか、熊手ですかね。

樹皮は滑らかで、かろうじて横向きのうねりが少しあるくらい。

葉が落ちたあとの、モジャモジャしたものが上のほうにだけ着いています。

印象としては、「コンパクトにまとまってる」感じ。


A ケンチャヤシ

あんまりイイ写真がないな〜。

ケンチャはすごく背が高いので、全体像がうまくカメラに収まらないです。

美味しいあしたばうどんが食べれる「合月」からの一枚。

高さは大体10メートル位かな。

ビローと違って、羽状葉と呼ばれる、まんなかに茎みたいのがあって、両側に細長い葉が並ぶ形状の葉をしています。

これも樹皮は滑らかで、ビローのようなモジャモジャもほとんどない、すっきりした外観です。

ケンチャの並木は、映画のワンシーンみたいで、かっこいいネ。


B フェニックス・ロベリニー (カナリーヤシ)

名前はどちらでもいいそうです。

フェニックスのほうが言いやすいし、かっこいいので、多分みんなフェニックスと呼んでいるのでは?

左の写真は空港の駐車場で撮ったもので、まだ若めのものです。

ビローより、二回りくらい大きくて、長〜い羽状葉なのが大きな違いです。

幹の高さは5メートルくらいのものが多いかな。

フェニックスと呼ばれるのはこの長い羽根のせいかもしれません。

樹皮は、古い葉のあとが、深く網目状に残って、デコボコしてます。

そこにシダ植物?のようなものがとりついて、周りをすっぽりと包み、ちょうど真ん中のフェニックスのようになってるものも多いです。

最初はそういうモジャモジャした別種があるんだと思ってました(^^;)

島の中央部にある植物センターに行くと、スッゴイ大きなフェニックスがモジャモジャしてて、ズブットクなってる姿は、なんだか「大きな動物」みたいです。




番外

まあ、別にマイナーという意味じゃないのですが、上の三種以外にもお仲間がいます。

・ソテツ(蘇鉄)
名前がゴツイね。

上の三種との違いは、
1、幹が黒い
2、まっすぐ育たず大抵曲がっている
3、背が低い(1メートルくらいかな)
などです。

樹皮はケバケバしていて、葉は羽状葉です。

島の服部家にある大蘇鉄は、樹齢数百年といわれ、お化け蘇鉄として有名です。

私も見ましたが、デカくて、例として不適切なので、空港にある普通のを載せました。

・シュロ(棕梠)
ソテツに雰囲気が似てますが、掌状葉なのが違います。

あと、ソテツよりもまっすぐ成長して、背が高くなります。

結構本州でも見かけますが、寒さに強いのがその理由みたいです。

シュロは日本の文化と深く関わっていて、ホウロウも傷つけずに洗えるくらい柔らかなタワシの原料になったり、柔らかな木材として、お寺の鐘をつく撞木に使われたりしています。

よく見かけるせいか、ビローヤシに比べると、南国情緒には劣るかな〜。



みなさんも八丈島に来たら、是非ヤシの木を見分けてみましょう。

ここに書かれていないマイナーなものもあるみたいなので、分からん場合も、あまり考え込まないで、レジャーを楽しんで下さいナ(笑)

磯釣り、船釣り、ダイビングにサーフィン、温泉巡りに山登り、バイクツーリングや洞窟・廃墟探検など、楽しみは尽きない本当に魅力的な島ですヨ〜。

※高さのコメントは、生育限界ではなく、単にそのへんで見かける大きさです。
予めご了承ください m(_ _)m
posted by RON at 22:07| 日記?