2010年10月25日

オフバランスとカワイイ子?

すっかり涼しくなってきましたね〜

秋も真っ盛りということで?今日は「オフバランス」というテーマについて考えてみましょう。

まず、会計用語の「バランス」とは何か?

左右のバランスが取れているから貸借対照表はバランスシートと呼びます、と習ったことがあると思いますが、本当はちょっと違います。会計用語の「バランス」は、日本語で言うなら「残高」という意味です。

だから、バランスシートっていうのは、日本語で言うなら、残高表ってことです。
じゃあ、世間で「オフバラ、オフバラ」と言われているのは、どういう事を指しているのでしょうか?

「オフ」は日本語で、「離れる」だから、オフバランスは残高から離す、つまり、企業の残高表つまり、貸借対照表から取り除くことを言います。ま、それで実際何をするのかというと、要するに持っている資産を売るわけです。例えば、不動産を誰かさんに売る訳です。



資産をオフバランスすると、財務体質が良くなるとは、少し前からよく言われることなのですが一体どういうことなのでしょうか。

これには、不動産担保融資の実際を少し知っておかないといけません。

不動産担保融資は、当たり前ですが、不動産に抵当権を付けて、銀行から借り入れを行うことなのですが、この場合の査定は、実は不動産のみに求償を期待するものではありません。

業績の良し悪しによって、担保となる不動産の評価も異なるのが、融資の実際になります。つまり、不動産に抵当を打つのは、単なる融資のときの担当者の言い訳みたいなもんなんです。

業績が素晴らしい会社に融資するときには、少しくらい過大に不動産査定が入っても問題ないわけですが、全然ダメな会社を相手に融資をする場合、不動産がいかに輝いていても、融資担当の眼には、鈍い光しか入ってこないわけです。

結局、業績がダメな会社はどこまでいってもダメな訳で、融資担当としても本気で不動産を競売に掛けて回収しようなんて思ってない訳ですね。そうすると、優良な不動産を持っている、ダメな会社(失礼)は、資金調達しようにも、かなり苦しい状況に置かれてしまう訳です。

ではオフバラは、単純に売るってことなので、売ってしまうとどうなるのか?
さすがにダメ会社の業績までは良くなりません(私の事務所も人のこと言えないorz)が、少なくとも不動産は満額で現金に変わり、企業が不動産担保融資で苦しむことはなくなる訳です。



単に売るよりも、「証券化」するともっと面白いことが起きます。

ここで、
優良な不動産の価値=100
不動産を除く企業価値=50
の会社があるとしましょう。

先程の不動産担保融資の枠組みのままの場合、融資担当にとっては不動産の価値も50位な感じです。つまり、全体的な企業価値は、50+50=100 というイメージです。

そこで、そのような状態を打破すべく、持っている不動産を、SPCかなんかを設立して、証券化してみました。

すると、優良な不動産は独立のSPCとなり、融資担当にとってのSPCの価値は、その不動産の価値相当の100になります。

そして、SPCに不動産を売却した企業は、50の価値+不動産を売却して得た現金100で、これも融資担当にとっては150の価値を持つ企業に生まれ変わります。

どうですか?融資担当からみた価値は、最初は合計100位だったのが、今や合計250までバリューアップしてますよね。



ちょっとデフォルメしてみますと、例えばゴロツキがカワイイ子と付き合っていたとします。カワイイ子はゴロツキと一緒にいると、価値は半分くらいなもんです。

そこで、私が?100万円で、ゴロツキからそのカワイイ子を買ったとします。
そしてカワイイ子にはホステスとして目覚めてもらって、稼いでもらう訳です。

そうすると、
ゴロツキ+半分位の価値のカワイイ子
に比べて、

100万円持ってるゴロツキ+自立してホステスとして頑張るカワイイ子
のほうが価値が上がってないですか?
オ・フ・バ・ラ恐るべし。。。



という訳で、オフバラとは、カワイイ子をゴロツキからお金の力で別れさせる活動である

とまとめてみました(^ ^;)
この記事へのコメント
わかりやすい。面白い。
Posted by 二村 at 2010年10月26日 00:16
わかりやすい。おもしろい。
Posted by raku at 2010年10月27日 11:19
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