2009年10月07日

スキルアップ研修 継続地代

本日はホテルグランドヒル市ヶ谷にて、継続地代評価についての研修が行われました。

まず、地価、家賃、地代のそれぞれの特性をまとめると

@地価…瞬間的な取引。もともと投機的な性格があり激しく騰落する。
 ※物件はいろいろな特性を包含して取引されるので、情報は公開されるが比較がしにくい。
A家賃…数年に渡る取引。一度決まるとその後動きにくい。
 ※空室率が大きく動くと、動きの鈍い家賃も大きく動き出す。情報は公開され比較しやすい。
B地代…数十年に渡る取引。長年に渡り、ほとんど動かない。
 ※徐々に上がる、という特性以外特段の性質は見当たらない。

といったところであろうか。
この、地価や家賃の忙しい動きを無視しているように、ほとんど動かず、かつ独自にゆっくり動く、地代の継続賃料を出そうというのだから、案外厄介な問題である。

先生は様々なデータに接してきた、長年の経験から、不動産鑑定評価基準には問題があり、継続地代の評価にはほとんど役に立たないこと、各データの見方、まだまだ基礎データには不備が多いこと、正しいことを主張する姿勢よりも、当事者の態度を重視し、話をまとめていくことの重要性など、実践を多く経験してきた方ならではのご意見が聞けて、大変貴重な講義だったと思います。

私のような若い鑑定士は、常に真実を追求しようとする姿勢が過剰になってしまう傾向にあるのですが、ベテランの方は調整に腐心するのだなと、感心した次第です。

変な意味ではなく、TPO次第で「方便も役に立つ」というのは真実だと思います。
少なくとも不動産評価の世界では。
ま、私はそういうの苦手なのですが、これから勉強です。
posted by RON at 00:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記?
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